【リズムインタビュー第4回】
國廣沙織(くにひろ さおり)
リズム南鳩ヶ谷 生活介護
所長
今回、お話を伺ったのは、「リズム南鳩ヶ谷」で生活介護の所長を務める國廣沙織さん。リズムに勤務して8年目のベテラン職員です。突然のインタビュー依頼に戸惑いながらも丁寧に受け答えをする姿から、リズムで頼られる存在であることが伝わってきます。
高橋寛(株式会社リズム代表。以下、高橋):今日は、急なお願いですがよろしくお願いいたします!
「リズム南鳩ヶ谷」は、「生活介護」「児童発達支援」「放課後等デイサービス」と3つの事業が入っていますが、一日はどのように始まるか教えてもらえますか?
國廣沙織(以下、國廣):生活介護、児童発達支援は朝9時から送迎です。そのお迎えの準備から一日が始まります。安全第一を考えながらも楽しく明るく一日を過ごせるように職員同士で話し合いをしています。
高橋:リズムの生活介護は、“仕事”に力を入れているのですが、「リズム南鳩ヶ谷」ではどうですか?
國廣:リズムで栽培しているトマトやレタスの「自動販売機」は反響がありますね。月曜日の出勤時に完売しているととても嬉しいです!
高橋:どうして売れているのでしょうね?
國廣:自動販売機も直売所も口コミで評判がいいのだと思います。先日、商品の入替作業をしている時、直売所に小学生が入ってきました。新作の雑貨を見るのが楽しみだと言って喜んでくれました。野菜や雑貨などいろいろな商品を置いているので、相乗効果で売れるといいですね。
「リズム南鳩ヶ谷」に併設された直売所。手作りの雑貨が所狭しと並ぶ
高橋:販売で力を入れたいことはありますか?
國廣:雑貨をもっと売りたいと思っています。そのために販売先を増やしてイベントに出店したいです。
高橋:販路の拡大のために販売先を確保したいのですね!
國廣:はい!一度、越谷の「レイクタウン」に行ったことがあります!イベントで商品を見てもらえる機会がもっと増えるといいと思います。
高橋:そうですか!頑張ってもらえればと思います。ところで、國廣さんがコミュニケーションで心掛けていることはありますか?國廣さんが一番大事にしていること、ですね。
國廣:障がいに関係なく、「人」として利用者様と普通に関わることです。
高橋:特別扱いもせず、区別も差別もしないということですね。
國廣:はい。普通のコミュニケーションです。
左から代表高橋寛、國廣沙織(「リズム南鳩ヶ谷」にて)
高橋:仕事は大変だと思いますが、8年間も働き続けられている理由は何かありますか?
國廣:利用者様と関わることが純粋に楽しいからです。利用者様が自然に寄ってきてくれたり、頼ってくれたりするのでしっかりと対応できることができています。あとは、利用者様のできなかったことができるようになった時や保護者の方がそれを一緒に喜んでくれる瞬間がとても嬉しいです。
高橋:“リズムだから良かった”と実感することはありますか?
國廣:ほかの福祉施設は、ひとつの事業所で完結するイメージがありますが、リズムは“横のつながり”があることが良いと感じています。「リズム南鳩ヶ谷」で分からないことは、「リズム南荻島」などほかの事業所や部署に聞きます。とても連携が取りやすいです。
高橋:協力体制があって、情報の共有ができるということですね!
國廣:はい。他人行儀ではなく、アットホームで相談しやすい環境だと思います。
高橋:では、嫌な人はいないですか?もちろん私、以外で(笑)
國廣:そんなに人を嫌いにならないタイプです(笑)
クリーム色の外壁で優しい印象の「リズム南鳩ヶ谷」
高橋:まだまだコロナ禍ですが、苦労したことはありますか?
國廣:去年の夏、人手不足で苦労しました。思い出すと涙が出ます。色々な人の気持ちを考えると辛かったです。
高橋:その大変な時期を乗り越えて今はどうですか?
國廣:みんなが強くなったと思います、本当に。「あの時の方が辛かった!」という言葉を今でも聞くので、メンタル面が強くなりました!
高橋:素晴らしいですね!今後、利用者様とどのような活動をしていきたいですか?
國廣:利用者様と余暇活動でいろいろな所に行きたいと思っています。
高橋:最後に國廣さんの夢や目標などを教えてください。
國廣:人をまとめるのがとても苦手なので、「所長」という立場でしっかりステップアップしていきたいです。克服できたら、リズムでもっと活躍できるのではないかと思っています。
高橋:自分の課題と向き合うことで成長できると思いますよ。國廣さんがリズムの“期待の星”になっていってほしいと思います。今日はどうもありがとうございました!
【文/ライター藤田智子】
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