【リズムインタビュー第2回】
―「リズム南鳩ヶ谷」生活介護―
左から代表の高橋、國廣所長、小林正樹さん(「リズム南鳩ヶ谷」にて)
今回お話を伺ったのは、現在、「リズム南鳩ヶ谷」の生活介護に通われる小林正樹さん。
リズム歴の長い利用者さんのお一人です。代表高橋からの問いかけに、正樹さんは丁寧に言葉を選びながら明るい笑顔で答えてくださいました。毎日一緒に過ごす生活介護の國廣所長も交え、穏やかな日常風景が垣間見れる機会となりました。
高橋寛(株式会社リズム代表。以下、高橋):こんにちは。今日はいろいろと質問しますけれど、よろしくお願いしますね!正樹くんは、今度24才になるのかな?ここができる前には「リズム前川」にも通っていましたよね。
小林正樹さん(利用者さん。以下、正樹さん):はい。
高橋:初めてのお仕事は何をしましたか?
正樹さん:古紙回収でした。
高橋:病院など色んな場所に行けるから、楽しかったよね。
正樹さん:はい。
高橋:「リズム前川」から「リズム鳩ヶ谷」に来てどうでしたか?
正樹さん:作業が少なくなりました。
國廣所長:正樹くんは手先が器用なので、一つの仕事に深く関わってくれています。
だから、正樹くんは扱う仕事の種類が少ないと感じているのだと思います。
高橋:なるほど!正樹くんは器用だよね。
好きな仕事はあるかな?
正樹さん:「ビーズ」です!
國廣所長:「ビーズ」はたまにしかできない作業なんです。正樹くんは器用なので、細かい作業を頼まれることが多くて、合間に「ビーズ」をするのがとても新鮮なのだと思います。
正樹さん:はい。
正樹さんの器用さを語る國廣所長
高橋:これから本格的に収穫が始まる「トマト」のパッケージ詰めの仕事は、正樹くんが主力になると思うので頼みますね。期待していますよ!
正樹さん:「ライブロック」の仕事をやって欲しいと言われているので、あまりできないと思いますよ。
(※株式会社リズムでは、トマト栽培や人工ライブロック製造などの生産活動に利用者さんが従事することでやりがいや希望を感じてもらえるような環境整備に力を入れています。)
高橋:仕事は、いつも何時から何時までやっていますか?
正樹さん:時と場合によります。だいたい、13時~16時で休憩があります。
高橋:仕事で稼いだお金は、どう使っていますか?
正樹さん:すべてお母さんに預けています。
高橋:それは偉い!なかなかできないことですね。
「リズム」に来て良かったなって思うことはありますか?
正樹さん:座って作業ができるので良かったです。
高橋:前は、立ち仕事が多かったということかな。
ほかに楽しいことはありますか?
正樹さん:「ライブロック」の仕事で荷物運びが多くなって、前よりも重い物が持てるようになりました。あとは、色んな人と「歩行訓練」ができて良かったです。
(※ここでの「歩行訓練」とは、周りのペースに合わせて歩く活動です。)
高橋:力がついたし、みんなと活動できることが良かったのですね。
正樹さん:はい。
高橋:「リズム」の給食はどうですか?
正樹さん:ボリューミーです。
高橋:そうですか。
毎日、お昼とおやつが出るから正樹くんは、ちょうどいいかもしれませんね。
好きなメニューはありますか?
國廣課長:正樹くんは、金曜日のメニューが好きですよね。
正樹さん:そうですね。
國廣所長:金曜日は、職員がメニューを考えて提供するので楽しみにしてくれています。カレーだったり、焼肉だったり、チャーハンだったり......。
高橋:何が思い出に残ってるメニューかな?
正樹さん:チャーハン!
高橋:正樹くんは、チャーハンが大好きなのですね。
最後になりますが、正樹くんが「リズム」でやってみたいことはありますか?
正樹さん:余暇活動で、遠くのお店に行ったり、運動したりしたいです。
高橋:今は行ってないのかな?
國廣所長:はい。コロナ禍なので近くの公園などにしか行けなくて......。
以前は、車で牧場、カラオケ、外食などに行っていました。
高橋:また落ち着いたら行けるようになると思うので、もう少し我慢してくださいね。
では、お母さんにもよろしくお伝えください。
正樹くん、今日はありがとうございました。
(文:藤田智子)
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